娘に宛てた名曲001『般若 大丈夫』

学生の頃は友達たちと、「この曲良いよ!聞いてみて!」「あの曲のあのフレーズ最高だよね!」的な話が毎日のようにできて、音楽を楽しめていたけど、最近そういう機会めっきりなくなっちゃった。年に1.2回小学校からの親友やバンドを組んでた友達と最近聞いてる曲の情報交換をする程度くらい。

誰かと共有したい名曲なんて山ほどあるのに。。。

それで思いついたのが、いつか多少しんどい思いをするであろう娘を支えてくれる名曲の提案。娘へのなっがーい手紙のつもりで書いてるこのブログだからこそね。いつか届くと良いなー。

そんでもって一発目に持ってくるのは、好みや聞きやすさをフルシカトした名曲。

般若 『大丈夫』

後輩社員の粋な計らいで、送別ビデオメッセージにも参加いただいたことから、般若さんはこっちを知らずとも、こっちは般若さんにとてつもない恩義を感じている。あの時は本当にありがとうございました。あなたの言葉というよりも、その鋭い眼光に何度も姿勢を正されました。そして今もあなたの歌に支えられました。

今ちょうど仕事と生活で、とてもしんどい。全部ほっぽり投げて、日本に帰り家族に会いたい。嫁さんを抱きしめたい。娘を抱きしめたい。痩せたい。でもそれらが難しく、しんどい思いをしている。だからこそ、今日この曲がぶっ刺さった。頑張ろうと思った。いつかの娘にも聞いてほしいと思った。

名曲を名曲たらしめるには、痺れるほどのワンフレーズがあればいい。スムルースの『ダイビング深海魚』ド頭のメロディーとか、ワンダーボーイ『Pellicule』の「あの頃ってなんにでもなれる気がしてたよなー」とか、トルネード竜巻『Sunday』の「大丈夫、大丈夫、大丈夫って言いたい、本当に会えるように」とかとか、今世を終えるまで心に響き続けるであろうフレーズの数々。

今日、涙があふれそうなほどスッと入ってきたフレーズがコレ。

『前略、とりあえず未来、お前がいるから楽ができない。』

あーそうか。。。だからか。。。脳汁吹き出すほど納得した。。。その通りだ。昨日より今日を良くするために努めてきたけど、今よりほんのちょっとの未来を少しでも良くしたいから頑張れるんだ。楽することに負い目を感じるんだ。

だから、いい。

楽して未来の家族や親友に顔向けできなくなるくらいだったら、楽なんかしなくていい。結局何か悪いことがあった時、楽した過去をよりどころに後悔する的な甘えにつながりそう。

そう思えることを気づけて、今日の自分を支えることができた。たったのワンフレーズに今日の僕は救われた。バキッと働けたし、家族を変わらず愛せた。音楽のチカラってすげーすげー。

やりたいことたいしてないから続けてた留学生バンドだったけど、気が付けば楽し過ぎて抜け出せなくなってたなー。いつの間にか社会人になってバンド沼から抜け出してしまったけど、いつかまたずっぽりハマる予感がしてならない。。。